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【MTGモダン】打倒エルドラージトロン!最適な対策、サイドボードは?【2019.12.16以降環境】

皆さま、MTGを楽しんでいますか?Butz(バッツ)です。

 

前回は{ウルザフード}についての対策を記事にしました。

 

↓まだ閲覧されていない方はこちらから↓

forevermtgssbm.hatenablog.com

 

今回は「ゲートウォッチの誓い」発売以降、一定数が環境に存在している{エルドラージ}が姿を変えて、現環境で活躍している{エルドラージトロン}についての対策を考えていきます。

 

 

 

まずは2019年12月20~22日で開催された「グランプリポートランド」と同時に開催されていた「Saturday modern PTQ」にて4位と6位にランクインしているデッキリストを見てみましょう。

 

{4位のエルドラージトロン}

 

土地24

《荒地》2

《ウルザの塔》4

《ウルザの魔力炉》4

《ウルザの鉱山》4

《エルドラージの寺院》4

《地盤の際》1

《幽霊街》1

《爆発域》2

《魂の洞窟》1

《屍肉あさりの地》1

 

クリーチャー16

《歩行バリスタ》2

《搭載歩行機械》1

《作り変えるもの》4

《難題の予見者》4

《現実を砕くもの》4

《終末を招くもの》1

 

呪文20

《人知を越えるもの、ウギン》2

《大いなる創造者、カーン》4

《四肢切断》2

《歪める嘆き》2

《全ては塵》1

《虚空の杯》4

《探検の地図》4

《精神石》1

 

サイドボード15

《次元の歪曲》2

《大祖始の遺産》2

《ワームとぐろエンジン》1

《真髄の針》1

《魔術遠眼鏡》1

《マイコシンスの格子》1

《領事の旗艦、スカイソブリン》1

《歩行バリスタ》1

《墓掘りの檻》1

《罠の橋》1

《トーモッドの墓所》1

《液鋼の塗膜》1

《魔女封じの宝珠》1

 

{6位のエルドラージトロン}

 

土地24

《荒地》3

《ウルザの塔》4

《ウルザの魔力炉》4

《ウルザの鉱山》4

《エルドラージの寺院》4

《幽霊街》2

《爆発域》2

《魂の洞窟》1

 

クリーチャー16

《歩行バリスタ》3

《作り変えるもの》4

《難題の予見者》4

《現実を砕くもの》4

《終末を招くもの》1

 

呪文20

《人知を越えるもの、ウギン》2

《大いなる創造者、カーン》4

《四肢切断》2

《歪める嘆き》2

《全ては塵》1

《虚空の杯》4

《探検の地図》4

《精神石》1

 

サイドボード15

《次元の歪曲》2

《大祖始の遺産》1

《ワームとぐろエンジン》1

《真髄の針》1

《魔術遠眼鏡》1

《マイコシンスの格子》1

《領事の旗艦、スカイソブリン》1

《歩行バリスタ》1

《倦怠の宝珠》1

《罠の橋》1

《トーモッドの墓所》1

《液鋼の塗膜》1

バジリスクの首輪》1

《神秘の炉》1

 

〇赤字のカードは片方のデッキリストにしか採用されていないカードです〇

 

↓その他のデッキリストの確認はこちらから↓

www.channelfireball.com

 

ちなみにその他のデッキは(ドラッグすると文字が見えます。)

1位:{ドルイドコンボ}

2位:{トラヴァースシャドウ}(《ウルヴェンワルド横断》搭載型死の影)

3位:{バーン}

5位:{5色ニヴ・ミゼット再誕}

7位:{トロン}

8位:{イゼットデルバー}

となっております。

5位のデッキのインパクトが凄まじいですね。

 

土地に関しては4位のデッキリストは《地盤の際》と《幽霊街》を散らして採用していたり、《屍肉あさりの地》でメインボードから墓地対策をしていたりと、かなり慎重な構築を心がけたように見えますね。

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クリーチャーは4位のデッキリストに《搭載歩行機械》が1枚だけ採用されているかの違いのみですね。

 個人的には《ワームとぐろエンジン》がメインボードから採用されてなくて大変助かります。

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呪文に関しては全く同じ構成ですね。恐らく変更の必要性がないほど完成されているというところでしょう。

 

サイドボードは大半が1枚採用でありますが、墓地対策、プレインズウォーカー対策、ウィニー対策、バーン対策と主流の対策を一通り揃えているので対応力が高いですね。

 

ここまでは簡単ながらデッキリストの傾向を書いたので、次は各カードの種類ごとの対策を考えてみましょう。

 

1、土地対策

もちろんウルザ土地を揃えさせないことが最善ですが、通常の{トロン}とは異なり《エルドラージの寺院》が採用されているため、ウルザ土地ばかりに気を取られていると、4枚採用されているエルドラージ3種の《作り変えるもの》、《難題の予見者》、《現実を砕くもの》が1、2ターン早く出てくる場面がありますね。

 

また、ウルザ土地が揃うのを完全に妨害することはとても難しいです。例えば、「たった今、破壊した《ウルザの塔》を通常のドローで引かれて結局揃ってしまった」といったことが往々にして起こり得ます。そこで自分の使っているデッキによって以下の3つの方針が存在すると思います。

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(1)致命的な土地を出されたタイミングのみ対処する(対策意識:普通)

 

3種類目のウルザ土地を出されたタイミングや《エルドラージの寺院》を複数枚出されたタイミングで土地破壊を行っていくという方針です。恐らくは半分以上のプレイヤーの方が自分のデッキバランスも考慮してこの方針を採用しているでしょう。

具体的には《幽霊街》、《地盤の際》、《廃墟の地》のような土地破壊呪文と比べると軽めのコストで使えるカードで対策していくというところです。

 

(2)徹底的に土地破壊を行う(対策意識:非常に高い)

 

上記の《幽霊街》、《地盤の際》、《廃墟の地》といった土地枠での対策だけでなく、その他の呪文による対策も行うという方針です。これは使っているデッキの色によって行いやすさが変わりますね。ご存じのとおり赤と黒は対策カードが豊富ですね。

 

特に使われやすいカードは《溶鉄の雨》や《大爆発の魔道士》あたりでしょう。この2枚は単に土地を破壊するだけでなくダメージを与えられたり、クリーチャーとして必要な場合は戦闘ダメージを与えることが出来る点で優秀です。


 

(3)土地対策をほとんど行わない、もしくはまったく行わない(対策意識:低い)

 

土地枠での対策すらも行わずにクリーチャーや他の呪文に対策の比重を置くという方針です。

これは①「ウルザ土地を揃えられたり、《エルドラージの寺院》を複数枚出されてもそのマナを注ぎ込んだ先のカードを即除去出来ればオッケー」や②「{エルドラージトロン}側の土地基盤が揃う前にライフを削りきる、もしくは残り2~3点まで追い込む」というような精神です。

特に②の精神で有名なデッキは{死の影}でしょう。極端にクロックを早くすればそれだけで対策、あるいは相性改善になるとも言えますね。

 

2、クリーチャー対策

まずは先述した4枚採用されているエルドラージ3種の《作り変えるもの》、《難題の予見者》、《現実を砕くもの》ですが、これらの全てが戦場に出た時点で本領発揮するため、こちらも完全に妨害することが難しくなっています。しかし放置してしまうと3~5点の重い攻撃に晒されたり、こちらの攻撃が思うように通らなくなってしまうためしっかり干渉はしていきたいですね。

ポピュラーなカードとしてはエルドラージ3種のタフネスを射程圏内にしている《四肢切断》が挙げられます。

また、{エルドラージトロン}のメインボードには除去として主に《四肢切断》、《全ては塵》が採用されています。よってこちらのエンチャントには手がなかなか出しにくいので《忘却の輪》などの戦場に出てから相手の土地以外のパーマネントを追放するという方針が良いでしょう。ちなみに《忘却の輪》で《現実を砕くもの》を対象にとっても3つ目の能力は発動しません。(《忘却の輪》は戦場に出た後に対象に取るので呪文自体が対象に取っているのではなく能力が対象にとっているからみたいですね)

 

3、呪文対策

ここでは呪文対策と言っていますが99%《虚空の杯》対策です。

デッキによっては相手の先攻2ターン目にX=1で唱えられるだけでほとんど動けなくなってしまう可能性があります。そのためなるべく2マナのカードで対処するほうが良いでしょう。

 

《解呪》が最も基本的な対策カードです。《歩行バリスタ》も同時に対策できますね。《活性の力》も自分のマナがない状況でも使うことができる上に2枚まで破壊できるという高性能ピッチスペルとなっているため色が合うのであれば是非とも採用したいですね。

 

今回はここまでです。

 

2020年1月10~12日の日程で「MagicFest Austin」というモダンのグランプリが開催されるみたいなので結果が楽しみですね。

 

皆さまがすごーい!たーのしー!なMTG生活を過ごせますように。