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【カルドハイム】フルスポイラー公開!モダンでも活躍できそうなカードは!?第2回【赤・緑・多色】

皆さまMTGを楽しんでいますか?Butz(バッツ)です。

 

第1回は白・青・黒の注目カードを挙げました。

 

 

今回は赤から4枚、緑から4枚、多色から1枚を見ていきます。

 

そして今回もMetalを紹介します。

北欧、フィンランド出身のバンドであるSonata Arctica(ソナタアークティカ)からFullMoonVictoria's Secretという曲を紹介します。

公式のチャンネルです。

 

 

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【赤】

1、《揺れ招き》

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最初に見た時はカード名からは神話レアだと思えないカードでした。

対戦相手がライフを得られなくなる能力と戦場に存在しているか、墓地にあって戦場に巨人をコントロールしているだけで対戦相手に2点のダメージを与える能力とカルドハイムで新登場した「予顕」(よげん)を持っているクリーチャーです。

このクリーチャーが戦場に出る頃は対戦相手のライフはある程度減っているはずなのでライフを得られなくする能力は機能しやすいと言えるでしょう。

そして2つ目の能力がこのカードの真骨頂とも言える能力です。戦場に存在している時だけでなく、巨人をコントロールしてさえいれば墓地に存在していても2点のダメージを与えられるという超攻撃的な能力です。

モダンでは《安堵の再会》のような早いターンから複数枚カードを捨てられるカードが存在しているので《揺れ招き》を即座に複数枚墓地に送って2つ目の能力の起動を狙っていくことが可能です。巨人をコントロールしなければならない点についてはカルドハイムにて再登場した「多相」持ちのクリーチャーでも代用出来ます。「多相」についてはモダンホライゾンにおいても登場しているので選択肢は豊富でしょう。

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「予顕」についても通常であれば1ターン早く、マナクリーチャーを使用すれば2ターン早く戦場に出せるので持っておいて損はない能力ですね。

 

2、《ツンドラの噴気孔》

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カルドハイムにて再登場した「氷雪」に関わるカードです。クリーチャーかプレインズウォーカーしか対象に取れませんが4点のダメージは3マナのソーサリーにしては充分でしょう。

そしてこの呪文を唱えるために氷雪マナを使用すると使用した氷雪マナの数だけ無色マナを発生させるというこれまでにない能力を持っています。

一見、「氷雪マナを使わなければならないのか」と思われがちですが、デッキ内の基本土地などを氷雪基本土地に差し替えれば良いだけのことなので、この条件は見た目よりも簡単でしょう。

また、追加で得られるマナは無色マナなので使い道に乏しいと思われがちですが、モダンには強力なアーティファクトや《変わり谷》、《ちらつき蛾の生息地》と言った無色マナだけでも運用出来るミシュラランド(クリーチャーにもなれる土地の俗称)や無色のエルドラージという様々な選択肢が考えられます。如何にして発生する無色マナを無駄なく使用出来るかというデッキ構築の見せ所になるでしょう。

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3、《ティボルトの計略》

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公開直後から世間を騒がせているカードです。

既に《宝石の洞窟》や《猿人の指導霊》でマナ加速した後に《ティボルトの計略》を唱えて《引き裂かれし永劫、エムラクール》のような勝負を決定付ける伝説のエルドラージ達などをマナコストを踏み倒して高速で唱えるというデッキが考案されているようです。

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うまく行くと2ターン目にはこのコンボか決まるようなので、今後のモダンの環境にどのような影響を及ぼしていくのかが楽しみですね。

 

4、《語りの神、ビルギ/豊潤の角杯、ハーンフェル》

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カルドハイムにて再登場した神・クリーチャーであり、両面カードです。

表面の《語りの神、ビルギ》としての能力は呪文を唱えると赤1マナを生み出す能力とカルドハイムで新登場した「誇示」(こじ)を2回行えるようにする能力です。

裏面の《豊潤の角杯、ハーンフェル》としての能力はカードを1枚捨てるとライブラリーの1番上からカードを2枚追放するという擬似的かつ一時的なドローを与えてくれる能力です。

このカードの最も注目すべき能力は《語りの神、ビルギ》としての能力の1つ目の能力です。

普通にカードを唱えるだけでも、マナ負担を軽減することが可能な上、《ミシュラのガラクタ》や《メムナイト》のような0マナアーティファクトを唱えれば赤1マナ分マナ加速することが可能になります。そして最も相性が良いカードは《魔力変》です。マナが増える上にドローも出来るので増えたマナの使い道には困らないでしょう。

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【緑】

1、《偉大なる存在の探索》

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戦場にあるパーマネントの内、最も高いマナコストを持つパーマネントよりも1だけ高いパーマネントをマナコストを踏み倒して唱えることが出来るカードです。踏み倒す対象のカードがなければ「占術1」を行います。

基本的には《偉大なる存在の探索》自身も戦場にあるパーマネントとして見なせるので3マナのパーマネントを戦場に出すことが出来ます。

モダンでは《アロサウルス乗り》のような点数で見たマナコストが大きいものの代替コストで戦場に出せる能力を持ったカードが存在しているので1マナずつマナコストを踏み倒すのではなく、一気に踏み倒すことも狙えそうですね。

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2、《戦闘マンモス》

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最初に見た時はカード名からは神話レアだと思えないカードでした(反復)。

緑らしく点数で見たマナコストに対してパワータフネスが高くトランプルを持っており、突破力に関しては申し分ないでしょう。そして自分のパーマネントが相手の呪文や能力の対象になるたびにカードを1枚引けるという緑らしからぬ能力を持っています。最後に《揺れ招き》同様、「予顕」を持っています。

やはり2つ目の能力が特徴的です。点数で見たマナコストが大きいクリーチャーは除去された時の損失が大きくなりがちですが、その欠点を補っています。更に《戦闘マンモス》自身だけでなく他のパーマネントも2つ目の能力の恩恵を受けることが出来るので相手の除去を躊躇させることが容易です。このような対象に取った時に相手に不利益を与えるカードが強いことは《現実を砕くもの》が証明しているはずです。

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3、《領界渡り》

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 「多相」を持ったクリーチャーであり、任意の部族の潤滑油となれるカードです。

ライブラリーの上からも選んだタイプのクリーチャー呪文を唱えても良いということは手札が1枚増えているとも言える状態です。

ライブラリーの一番上のカードを公開しなくても良いという違いはありますが、《クルフィックスの狩猟者》のクリーチャー・タイプ版とも言えるカードです。しかしタフネスが3になっているので、もちろんですが《稲妻》を筆頭とした軽くて強力な火力呪文には気をつけましょう。

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4、《老樹林のトロール》

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近年で良く見られるマナ拘束が強い代わりに能力やパワータフネスが高めに設定してあるカードです。

クリーチャーである時は高いパワータフネスと「トランプル」を活かした攻撃が出来ます。除去されてしまっても自動的に森にエンチャントされ、森から生み出す緑マナを多く出来る上にこのカードがエンチャントされた森を生け贄に捧げるとこのカードと全く同じパワータフネスと「トランプル」を持ったトークンを生み出せるので、擬似的な除去耐性を持っているとも言えます。

信心系のデッキにはもちろん採用されるでしょう。

 

【多色】

1、《情け無用のケイヤ》

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 灯争大戦以来の登場であり、アンコモンから神話レアに格上げされての登場です。

+1能力はトークンでないクリーチャーに幽体カウンターを乗せることで除去されても手札に避難させ、スピリットトークンを残せる能力です。

なるべく戦場に出た時に誘発する能力を持ったクリーチャーに幽体カウンターを乗せるようにすれば「除去したいけど、再利用されたくない」というような状況に追い込めるでしょう。

-3能力は土地以外のパーマネントを対象とし、追放する能力です。

マイナスされる数字は大きいですが、5マナのプレインズウォーカーに見合った除去性能です。

-7能力は手札、墓地、追放領域のいずれかにある伝説の呪文をマナコストを踏み倒して唱えることが出来るようにする紋章を生み出す能力です。

伝説の呪文はデッキに数多く採用されるカードではありませんが、強力な呪文が多いのでマナコストを踏み倒せれば戦況をこちらへ一気に傾けることが可能な能力です。

 

今回はここまでです。

 

《ティボルトの計略》は世間でも既に研究が進められているので、今後の研究を見守っていきたいですね。

お時間があれば前回の記事もよろしくお願いします。

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そして、新カードの魅力と同時に皆さまもだんだんとMetalの世界にもご招待出来ていれば幸いです。

もちろん次回も更なるMetalを紹介します。

 

皆さまがすごーい!たーのしー!なMTG生活を過ごせますように。