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【テーロス還魂記】フルスポイラー公開!モダンでも活躍できそうなカードは?第2回【赤・緑・多色】

皆さま、MTGを楽しんでいますか?Butz(バッツ)です。

 

前回の記事で白と青と黒のカードを紹介しました。

 

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今回は赤から3枚、緑から3枚、多色から5枚紹介します。

 

 【赤】

1、《嵐の伝令》

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個人的には期待値が最も高いカードです。

 

能力としては墓地にあるオーラカードを1ターン限定で戦場に戻せる能力です。

3マナ程の低コストのカードであれば戦場に戻せるカードは1枚だけなどの制限があってもおかしくないのですが、なんと望む数のオーラカードを戻せます。1、2ターン目で2、3枚を墓地に送ることが出来ればアドバンテージが取れます。

 

この能力で戻したいオーラカード筆頭はもちろん《エルドラージの徴兵》でしょう。

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《エルドラージの徴兵》を1枚しか戻せなくても最速3ターン目に13/12、速攻、トランプル、滅殺2のクリーチャーが攻撃出来るので、尋常ではないプレッシャーをかけられるでしょう。

さらにダメージを求めるのであれば追加で《熟達した戦い》も同時に戻せれば二段攻撃も付与されるので相手のライフを一気に0に出来るはずです。

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《エルドラージの徴兵》にこだわらなくてもオーラカードをよく使うデッキの息切れ防止や除去された後の切り返しにも使える良質なカードと言えるでしょう。

 

 

2、《アゴナスの雄牛》

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新キーワード能力「脱出」を持っている神話レアの雄牛です。

 

手札交換の能力は《騒乱の歓楽者》と同じ能力です。

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元々のマナコストよりも脱出マナコストの方が軽いカードですが、その代わり追放するカード枚数が8枚と最多です。

 

《瘴気ミイラ》や《朽ちゆくネズミ》のような自分にも相手にも手札を捨てさせるカードで墓地を整え、妨害しながら《アゴナスの雄牛》でフィニッシュといった運用が良さそうですね。

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ちなみに脱出した後は+1/+1カウンターが1個乗るのも嬉しいですね。

 

3、《青銅血のパーフォロス》

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 もちろんパーフォロスも再登場です。

 

以前のパーフォロスである、《鍛冶の神、パーフォロス》はダメージを飛ばしたり、クリーチャーの全体強化をするといった能力でしたが、今回はクリーチャーに速攻を付与する能力と赤とアーティファクトのクリーチャーの踏み倒しを内蔵しています。

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真っ先に思いつくのは《荒廃鋼の巨像》ですね。

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他にも赤を含んだ多色のクリーチャーももちろん対象内なので様々な可能性がありますね。

最近のカードで挙げると《ニヴ=ミゼット再誕》が適任ですね。戦場に出た時点で能力を起動出来て、多大なアドバンテージをもたらします。

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個人的には《世界を溶かすもの、アタルカ》と《龍王アタルカ》を出したいですね。両方とも赤いドラゴンでありながら「速攻」を持っていないため動き出しが遅いことが欠点でしたが、《青銅血のパーフォロス》によって欠点が解消されますね。

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余談ですが、アタルカはこう見えても設定上は雌のドラゴンです。アタルカちゃんです。そしてめちゃくちゃ大食いです。

 

 

【緑】

1、《イリーシア木立のドライアド》

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 土地に関係する能力を2つ持っているクリーチャーです。

 

1つ目の能力は過去にも似たような能力を持っているカードが存在しますね。

2つ目の能力は土地が全ての基本土地タイプを持つようになるというものであり、基本土地タイプを参照するカードとは相性が良いです。

 

これらの能力からどうやら世間では{ヴァラクート}に使われようとしているみたいですね。《風景の変容》と組み合わせれば《死者の原野》のような特殊土地が混ざっても《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》で大火力を飛ばすことが出来ますね。

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このカードのおかげで、次の環境では{ヴァラクート}が勢力を増すかもしれません。

 

2、《運命を紡ぐ者》

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 2マナで2/3という緑特有のコストパフォーマンスの良さに加えて、なんとクリーチャーとエンチャントを打ち消されないようにする能力と土地をクリーチャー化するを持ったカードです。おまけに部族が人間であり、かなり恵まれています。

 

これでアンコモンであるので比較的集めやすいという点も素晴らしいですね。

 

総じて、{5色人間}に採用され得るスペックを持っているカードでしょう。《魂の洞窟》は採用されていますが、局所的な打ち消し効果なので、後続を全て打ち消されないようにできるこちらの方が良い場面があるかもしれません。

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また土地をクリーチャー化する能力もあって嬉しい効果であり、エンチャントが3枚程あれば充分な打点になるでしょう。

 

3、《自然への回帰》

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 まさか《帰化》の上位互換が出るとは思っていませんでした。

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モダンにおいては墓地対策は手を抜けない部分ではあるので役割が豊富なカードが増えることは緑のデッキにとっては朗報でしょう。

 

 

【多色】

1、《悪夢の詩神、アショク》

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テーロスがお気に入りのアショクも再登場です。

 

主に追放に関する能力を持っていますね。

 

+1能力はそこそこ大きい2/3というスペックを持ったトークンを生成する能力です。このトークンで攻撃かブロックすると相手のライブラリーを上から2枚追放できるため-7能力の起動に貢献出来ます。このようなタイプの能力がブロックでも起動できるのは珍しいですね。

 

-3能力はバウンスしつつ、相手の手札を追放させるため、これも-7能力の起動に貢献できます。ただし忠誠度が大きく落ちるので戦場にすぐに除去したいカードがない限りは使わない方が良さそうですね。

 

そして奥義の-7能力は対戦相手の追放してあるカードを3枚まで踏み倒せるというものです。カードパワーが高いカードを3枚踏み倒すことが出来れば、勝利がぐっと近づくため決定力が高い能力と言えるでしょう。

 

2、《エイスリオスの番犬、クノロス》

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 死の国から脱出しようとする者を捕まえる番犬というような設定のカードですね。

 

伝説のクリーチャーとは言え、3マナ3/3の良いスペックに加え、「警戒」、「威迫」、「絆魂」のキーワード能力のてんこ盛りです。さらに墓地からクリーチャーが出ることと呪文を唱えることを禁止するというデッキによっては致命的な能力を2つ持っています。

 

モダンにおいてタフネス3は《稲妻》1枚で除去されてしまうという一種の基準のようなものがあります。しかし単純なスペックが非常に高いこのカードに関してはかつての《悪斬の天使》のように除去される前提で4枚採用されることもあるかもしれません。

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3、《死の飢えのタイタン、クロクサ》

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死の国から脱出してきた伝説のタイタンの1体です。

 

2マナで唱えても、2番目の能力を使えるだけですぐに生け贄に捧げてしまいますが、脱出することで戦場に維持出来るようになります。

 

主に発揮される2番目の能力は相手の手札とライフを同時に攻めることが出来るため、かなり攻撃的な能力です。

このことから手札破壊に特化したデッキ構築もありですね。

私がすぐに思いついたのは、1ターン目、フェッチランド起動、《コジレックの審問》使用、2ターン目、《安堵の再会》使用、3ターン目《荒廃稲妻》使用、4ターン目、《死の餓えのタイタン、クロクサ》脱出、という回し方です。

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また、点数で見たマナコストが全体の能力と比較して非常に低いため、2番目の能力の再利用を目当てに《発掘》などで何度も蘇生するのも楽しいかもしれません。

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4、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》

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こちらのタイタンも強烈な能力を持っています。

 

マナ加速を行うデッキにとっては序盤のマナ加速要員、ライフ回復要員、ドロー要員の3役をこなせる上に中盤から終盤にかけては3役に加えて、フィニッシャーにもなれるという凄まじいパワーを持つカードです。

 

このカードに限っては他のカードとのシナジーを意識しなくても単体で非常に強いため、使いたい方は初動で確保しておいた方が良いかもしれません。

 

ちなみに、最初にこのカードを見た時は伝説のタイタンサイクルがあるのかと思いましたが、2枚しか登場しませんでしたね。

 

5、《運命の神、クローティス》

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ストーリー上ではこれまで空位だった赤緑の神の座に再度就任した神です。自分の役割のために空位にせざるを得なかったようです。

 

このカードも墓地に関する能力を持っており、追放したカードの種類によって能力の効果が変わってきます。分け方としては「土地かそれ以外か」というところですね。

色とマナコストが異なりますが、《死儀礼のシャーマン》と似たようなところがあります。

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モダンであればフェッチランドが飛び交う環境であるため、マナ加速の効果を使える機会は多いでしょう。

赤緑という色は非常に攻撃的なので墓地に火力呪文などがある機会は多いはずです。よって、ライフ回復とダメージの効果も使いやすいでしょう。

 

またどちらの墓地かを指定していないため、基本的には相手の墓地から追放を開始して、0枚になったら適宜、自分の墓地から追放をした方が良いですね。

 

 

今回はここまでです。

ここで紹介したカード以外でも、多色に良いカードが多い印象を受けました。

 

私は近い内に《エルドラージの徴兵》を買おうかと思っています。

 

皆さまがすごーい!たーのしー!なMTG生活を過ごせますように。