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管理人:Butz(バッツ)MAGIC THE GATHERINGについてのブログです。

【カルドハイム】フルスポイラー公開!モダンでも活躍できそうなカードは?第1回【白・青・黒】

あけましておめでとうございます(激遅)。

皆さまMTGを楽しんでいますか?Butz(バッツ)です。前回、記事を投稿した日が2020年9月25日ということでかなり日数が開きましたが新カードが発売されるのでさすがに書きたいと思って再開しました。

既にフルスポイラーも公開されているので、まだ確認されていない方は是非とも確認してみてください。

magic.wizards.com

 

そして今回のカルドハイムは音楽としてのMetalとのコラボレーションをしているという点がMetalを聴いている私にとっては非常に素晴らしいことです。そのため、この機会にMetalの曲も同時に紹介していきます。カルドハイムの世界観が北欧神話を基にしているそうなので、なるべく世界観やバンドの出身地などの何らかの要素が関連した曲を選んでいきます。聴きながら記事を読んでいただければ幸いです。

 

今回は白から2枚、青から2枚、黒から1枚紹介していきます。

 

そして今回のMetalは1つのバンドから2曲紹介します。

Equilibrium(エクリブリウム)からWingthors HammerWidars Hallenを紹介します。

バンド公式のチャンネルです。

 

 

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【白】

1、《ドゥームスカール》

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通常のマナコストで唱えると1マナ重い《審判の日》ですが、カルドハイムで登場した新キーワード能力「予顕」(よげん)によって分割してマナコストを支払えるようになりました。

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しかし分割支払いができるようになった結果、1回あたりのマナコストが安くなりすぎて最速で3ターン目に全体除去が打てるようになりました。全体除去を使われるターンが1ターンでも早くなるということは大きな違いであり、クリーチャー主体のデッキはさらに苦境に立たされることになるかもしれませんね。私は立たされる側です。 

 

2、《兵員の結集》

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新しい全体強化呪文が登場しました。これまで特定の部族を全体強化する呪文はクリーチャーの中でも「ロード」と呼称されるクリーチャーが主体であり、エンチャントでは《栄光の頌歌》や《清浄の名誉》のようなカードがほとんどでした。

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好きな部族を選んだ上で戦場に出せるのにマナコストは2マナであるので使いやすさが段違いでしょう。モダンには人間デッキやマーフォークデッキのような強い部族デッキも存在しているので一考の余地があるかもしれませんね。

 

3、《シュタルンハイムの解放》

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過去のカードでは《天使への願い》がよく似たカードとして挙げられるでしょう。

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天使への願いと比べるとタイミングを問わずにXの数値を大きく出来る点が良いですね。元々のマナコストで唱えることを考えると1マナ軽く唱えることが出来ます。「予顕」を使って唱えるのであれば「奇跡」よりもタイミングを気にせずに同じ3マナで唱えることが出来ます。Xの値が柔軟に設定できることを活かしてデッキのマナカーブを調整出来るとうまく力を発揮してくれるかもしれませんね。

 

【青】

1、《霜の占い師》 

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カルドハイムで再度登場した「氷雪」に関わるカードです。過去に似たカードとして《占術の岩床》があります。

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クリーチャーになって除去されやすくなった代わりに、能力の起動に必要なマナコストが減っています。手札に加えられる条件が「氷雪カード」となっているので氷雪土地も能力の対象内です。デッキ構築を「氷雪」中心にしておけば《占術の岩床》同様、高確率でカードを手札に加えられるでしょう。一見地味ですが、放置しておくと手札の枚数を稼がれてしまいます。その上、このカード自体が「氷雪カード」のためモダンでよく見かける《氷牙のコアトル》の能力強化の助けにもなりますね。

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2、《神秘の反射》

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青らしいトリッキーなインスタント呪文が登場しました。次に戦場に出すクリーチャーやプレインズウォーカーが既に戦場に出ているクリーチャーのコピーになれるという能力です。「1体以上」と書かれていることがポイントであり、同時に複数体戦場に出るならそれら全てが対象にしたクリーチャーのコピーとして出すことが出来ます。

対象に取った後に戦場に出すクリーチャーはトークンでも良いので《未練ある魂》や《幽体の行列》などの同時に複数体出せるトークン生成カードが適任でしょう。

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そして肝心なコピー元のカードですが、戦場に出た時に誘発する能力を持ったカードが適任でしょう。世間では《波使い》が話題になっています。

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《波使い》を絡めた動きとして青の信心が2の場合にコンボスタートした時は

1、《波使い》が戦場に出て、青の信心が3になった上でトークン生成能力が誘発する(エレメンタル・トークンは3体出る)。

2、トークン生成能力の解決前に《神秘の反射》を唱えて《波使い》を対象とする。

3、解決の順番として《神秘の反射》→《波使い》のトークン生成能力となり、3体出るはずのエレメンタル・トークンが全て《波使い》のコピーとなる。

4、「《波使い》」のコピートークンなのでマナコストを持っており、信心が更に3増えて6になった上で《波使い》のコピートークンのトークン生成能力が誘発する(エレメンタル・トークンは信心6×コピー《波使い》3体=18体出る)。

モダンにおいて最低5マナ必要な動きは重いかもしれませんが、コンボが決まって次のターンに攻撃出来れば相手のライフを0にするには充分な攻撃になるでしょう。

他の色では《墓所のタイタン》や《歴戦の紅蓮術士》、《ゼンディカーの報復者》、《女王スズメバチ》などが自らの能力で複数体のトークンを生成出来るので良いコンボが期待できそうです。マナコストが重くてもそれらよりも軽いリアニメイト(墓地からの蘇生)カードで戦場に出せば負担を軽減出来ますね。

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ここまで攻撃方面での運用を記載してきましたが、よく見ると対象に取るクリーチャーや次に出るクリーチャーやプレインズウォーカーは自分のだけでなく相手のクリーチャーでも対象に取れたり、コピーになることが出来ます。そのため、相手の強力なクリーチャーを対象に取って自分にも強力なクリーチャーを出したり、相手が強いクリーチャーやプレインズウォーカーを出してきた時に自分の小粒なクリーチャーを対象に取って弱体化するなどの柔軟な運用も考えられますね。

総じて、様々な可能性を持った期待のカードです。

 

【黒】

1、《マーンの戦慄の隆盛》

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死亡してしまったクリーチャーをゾンビとして蘇らせるというフレーバーに富んだカードです。《ザスリッドの屍術師》のように死亡したクリーチャーの部族を考慮する必要がないのでデッキの構築に気を使わなくても良いところが高ポイントですね。

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「予顕」を経由して唱えるとすると、わずか1マナで全体除去への対策が出来るのである程度クリーチャーを並べたら早々にこのカードを「予顕」して構えておくと除去されてもアタッカーを残せるという安心感がありますね。

主に名前を挙げる仮想敵としては《仕組まれた爆薬》でしょう。軽くて強いクリーチャーが多く使われるモダンにおいては、X=1~2マナで戦場に出して爆発させられると甚大な被害を被る可能性があったので良い対策になりそうです。

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今回はここまでです。

 

やはり新カードが判明してからフルスポイラーを眺めつつ、あれこれ考えることは非常に楽しいですね。

 

そして次回も更なるMetalを紹介していきますので、MTGの世界と同時にMetalの世界も知っていただければ幸いです。

 

皆さまがすごーい!たーのしー!なMTG生活を過ごせますように。