皆さん、MTGを楽しんでいますか?Butz(バッツ)です。
基本セット2020発売まで1週間を切りましたね。
モダンの環境で将来有望なカードを見分けるために日々、公式のカードイメージギャラリーを閲覧している方もいるのではないでしょうか。
今回は第1回ということで白・青・黒の3色から5枚ずつ紹介します。
【白】
1、群れの力、アジャニ
主にライフに関する能力を持った新アジャニです。
特筆すべきは-2能力でしょう。
これまでのアジャニもトークンを生成する能力はありましたが、既にカードとして存在する「アジャニの群れ仲間」とほとんど同じ(トークンであるため点数で見たマナコストは0という点以外)トークンを生成するという能力です。
このことから{ソウルシスターズ}のようなライフを重要視するデッキとは相性が良いのではないでしょうか。
2、天空の刃、セファラ
マナコストが7であるものの7/7と恵まれたパワー・タフネスを持ち、飛行と絆魂を持っているため一見、誰もが「戦場に出せれば強い」と思ったことでしょう。
しかし1つ目の能力がまさかの代替コスト能力。
飛行クリーチャー?4体?そう、「未練ある魂」ですね。
「未練ある魂」なら1枚で飛行クリーチャーを4体用意でき、4ターン目に土地が3枚で止まってしまっても、代替コストで出すことができますね。
このことから{白黒トークン}で活躍が期待できますね!
個人的にはサイドチェンジの時に「{白黒トークン}には単体除去が効かないな…」と考えた相手にサイドインしてみたいですね。これならこのカード自身に単体除去が使われることも少なくなりそうで、3つ目の能力も生かせそうです。
3、帰寂からの帰還
白によくある、カードを戦場に戻す系統のカードです。
対象となるカードをよく見ると「パーマネント・カード」となっており、土地カードも対象ですね。
戦場からよく墓地に置かれる土地カードと言えば…?そうです、フェッチランドです。
他にも組み合わせを探したいですが、あまりにも対象が広いので、デッキを問わず無限の可能性を秘めたカードと言えるでしょう。
4、星原の神秘家
特定のカードタイプのコストを軽減するカードです。
これはエンチャント呪文のコストを軽減します。
「清浄の名誉」のような全体強化呪文をより軽く唱えるのも良いですが、せっかくなら2つ目の能力も生かしたいですね。
エンチャントかつ自発的に墓地に置かれるカードと言えば…?
スタンダードでも活躍中の「英雄譚」のカードですね。
特に「ベナリア史」との組み合わせはスタンダードのみならず、モダンの環境でも十分に通用する可能性がありますね。
5、浄光の使徒
ここで白の5枚中唯一のアンコモンです。
部族に恵まれており、プロテクション(黒)によって戦闘に貢献でき、マナさえあればカードタイプを問わずに墓地からカードを追放できるという、細かいところに手が届くといった性能ですね。
現在大流行している{ホガークヴァイン}にも能力内容的には対応できますね。
(物量で負ける可能性は大いにありますが…)
{5色人間}などに採用される日がくるかもしれません。
【青】
1、風の騎兵
神話レアの騎士サイクルの1枚です。
飛行を持った上で5/5という他の騎士に負けず劣らずのパワー・タフネスであるにも関わらず、戦場に出た時の効果がまさかの「渦巻く知識」そのまま。
「渦巻く知識」は元々インスタントかつ1マナであることもあり、使い勝手はかなり異なるでしょうが、「渦巻く知識」は現在はモダンリーガルではないため、価値が高い能力と言えるでしょう。
さらに死亡した時も、ライブラリーに戻り、占術2を行い、デッキの安定性を高める動きができるのも高ポイントですね。
2、空の踊り手、ムー・ヤンリン
「グローバルシリーズ」という英語版と中国語版のみで昨年6月に発売されたプレインズウォーカーデッキで初登場したキャラクターが今回カード化されました。
3マナと軽めのマナコストで出せて弱体化能力の+2能力、大きめの飛行トークンを生成する-3能力となかなかに使い勝手の良い能力が揃ってますね。
青系の{コントロール}に採用される可能性は大いにありますね。
3、涙の氾濫
土地以外のパーマネントをすべて手札に戻すという、青お得意の効果ですね。
このカードの真価は2つ目でしょう。
条件がありますが、まさかの踏み倒し効果です。
この効果でフィニッシャーを出すのも良いでしょうが、おそらく最高の組み合わせは「全知」との組み合わせでしょうか。
これならば戻した他のカードも再度唱えることが可能であり、ほぼ勝ちは決定的なものになると思われます。
4、物語の終わり
「もみ消し」が1マナ重くなった代わりに伝説の呪文も対象にとれるようになって新カードとして登場しました。
1マナ重くなったのは痛手ですが、それ以上に使われる側はフェッチランドの起動を打ち消されるということを考えなければならないということからモダンの環境に大きな意識の変化をもたらす可能性がありますね。
5、紺碧のドレイク
ここでまたしても青の5枚中唯一のアンコモンです。
おそらく、上記の「浄光の使徒」も含めたプロテクション持ちのサイクルの一部でしょうか。
青系の{コントロール}が苦手とする{バーン}などの速いデッキに対する抑止力が期待できますね。
赤いクリーチャーをブロックしつつ、致命的な赤い呪文は3つ目の能力が防ぐという見事に噛み合った能力ですね。
【黒】
1、苦悶の権化
ずいぶんと優しいデーモンですね。
元々のパワー・タフネスは0/0ですが、土地以外の墓地にあるカードの中の異なるマナコスト1種類につき+1/+1カウンターが置かれて戦場に出ると言ったカードです。なんだか「タルモゴイフ」を彷彿とさせる能力ですね。
モダンにおける墓地肥やしスピードであれば3ターン目に4/4以上は達成することは容易いのではないでしょうか。
2、血の取引者、ヴィリス
ずいぶんと優しいデーモンですね。(反復)
2つ目の能力でライフを支払いますが、3つ目の能力でカードを引けるところから「グリセルブランド」を彷彿とさせますね。(彷彿を反復)
「グリセルブランド」はコストが7点と決まっていましたが、こちらは2点とより細かく支払えるため小回りが利きますね。マナコストが必要になったのは非常に痛手かと思われますが…
3、朽ちゆくレギサウルス
私、こういうカード大好きなんです。(脳筋)
能力としてはデメリットのみですが、手札を捨てられなくとも自壊しないすごい恐竜です。フレイバーテキストも素晴らしいですね。(朽ちゆくとは一体…うごごご!)
継続して手札を墓地に送り込めるため、暴勇やマッドネスなどの墓地利用カードと相性がいいですね。
戦場に出せるようになるターンは変わらないですが、「心なき召喚」を先に出して、1マナで唱えたいですね。
4、漆黒軍の騎士
1マナの吸血鬼、騎士です。
吸血鬼デッキにとっては軽めの吸血鬼が増えるのは良いことです。
能力的には自己完結しています。
1つ目の能力はやや重めのマナコストが必要ですが、自らパワーを4まで上げて2つ目の能力につなげられるのは高ポイントですね。もちろん他の吸血鬼たちと攻撃したり、火力呪文と組み合わせて、2つ目の能力につなげるのも良いですね。
5、害悪な掌握
またまた、黒の5枚中唯一のアンコモンです。
特定の色対策カードのサイクルの一部でしょう。
2マナインスタントで緑か白のクリーチャーのみならず、プレインズウォーカーも破壊でき、さらに1点ながらライフも得られるというなかなかのやり手です。
対象にとりたいカードは大量にあると思われるので、黒系のデッキには採用が期待できそうですね。
今回はここまでです。
ここに書いた以外にも、素晴らしいカードがあれば是非ともコメントお待ちしております。では、2回目でお会いしましょう。
皆さまがすごーい!たーのしー!なMTG生活を過ごせますように。