皆さま、MTGを楽しんでいますか?Butz(バッツ)です。
第1回では、白・青・黒のカードを紹介しました。
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今回は第2回ということで赤から7枚、緑から5枚、多色から3枚を紹介します。
【赤】
1、雷族の呼び覚まし
基本セット2020の全カードの中で、個人的注目度ランキング1位です。
速攻を持っています。(重要)
2つ目の能力でこのカードのタフネスよりも小さいエレメンタル・クリーチャーを攻撃している状態で戦場に戻します。なんとマナコストには制限がありません。
基本的にはタフネス1のクリーチャーを対象とすることになりそうですね。
最近、「モダンホライゾン」にてタフネス1で将来有望なエレメンタルクリーチャーが出てきましたよね?そう、「稲妻の骨精霊」です。俗に言う”歩く火力”です。
1ターン目に「稲妻の骨精霊」を「信仰無き物あさり」などで墓地に送り、2ターン目にこのカードと共に攻撃すると相手になかなかの打撃を与えられるかもしれませんね。
また、この手の再利用系効果は対象としたカードを追放するまでが効果であることが多いのですが、まさかの生け贄に捧げるのみ。次のターン以降も使い回しましょう。
2、無法の猛竜
恐竜デッキが欲しい能力を2つ持った新恐竜です。
恐竜らしく恵まれたパワー・タフネスを持っています。
1つ目の能力で「クリーチャー・呪文」のコストを軽減します。
なんと「恐竜クリーチャー」に限定していません。書き忘れですかね…?(困惑)
2つ目の能力はデメリットとメリットが同時に現れています。
なるべく恐竜を対象にしたいですね。
最も良い相方は「切り裂き顎の猛竜」でしょう。
マナコストも綺麗に噛み合っており、良い展開が期待できますね。
また、「万猛竜」はマナコストがやや噛み合いませんが、2枚で無限ループが組めて、このカードが無限パワーになりますね。しかし、この2枚のみだと無限ループが止められず、引き分けになるようです。別途インスタントタイミングでループを中断させるか、クリーチャーが出るたびにダメージを与える効果などが欲しいですね。
3、光り角の海賊
見かけによらず、タフネス重視のパワー・タフネスを持っています。
速攻を持っています。(重要)(反復)
2つ目の能力はこのカードの打撃力を大幅にあげる可能性のある能力ですね。他のカードの効果で捨てても起動されるので予想以上にダメージを稼げるでしょう。「歴戦の紅蓮術師」はマナ域が同じですが、良い相方になるでしょう。
3つ目の能力は自ら2つ目の能力を起動するための能力ですが、起動条件が珍しいですね。前のめりに攻撃していくであろうこのカードにとってはあまりデメリットに感じません。起動にマナを消費するので、うまく使いこなしたいですね。
4、丸焼き
特定の色対策カードのサイクルの一部でしょう。
この呪文は打ち消されない。(迫真)
「焼却」や「引き裂く流弾」と同系統のカードと言えるでしょう。
しかし対象にとれるカードタイプが第1回で紹介した「害悪な掌握」とは色が異なりますが、なんとクリーチャーとプレインズウォーカーです。
どのカードを対象にするかですが、モダンで絶賛活躍中のプレインズウォーカーである、「精神を刻む者、ジェイス」、「ドミナリアの英雄、テフェリー」、「時を解す者、テフェリー」、「覆いを割く者、ナーセット」と対象には困りませんね。ちなみにこの4枚はすべて、出たターンに+能力を使用、あるいは能力を使用しなくても忠誠度カウンターが5以上になることはないためこのカードには耐えることができません。
クリーチャーを見ても厄介な「天界の列柱」を対象にとれるので、色対策カードの肩書きに恥じない働きが期待できますね。
5、新米紅蓮術師、チャンドラ
6、炎の侍祭、チャンドラ
7、目覚めた猛火、チャンドラ
1つのセットで同じプレインズウォーカーが異なる姿で3枚カード化されるというまさかの事態です。(以下、「新米チャンドラ」、「侍祭チャンドラ」、「猛火チャンドラ」と表記します)
まず「新米チャンドラ」です。エレメンタル・クリーチャーの全体強化、マナ加速、2点ダメージとバランスのとれた能力です。特にマナ加速能力は大型クリーチャーにつなぐターンを短縮してくれますね。
次に「侍祭チャンドラ」です。なんと+能力がありません。1つ目の能力が忠誠度カウンターを置けますが、かなり珍しいですね。
特筆すべきは-2能力ですね。1度も1つ目の能力を使用しなくても、3マナで2回、墓地の3マナ以下のインスタントかソーサリーを再利用できると考えることができますね。
最後に「猛火チャンドラ」です。
この呪文は打ち消されない。(迫真)(反復)
+2能力で紋章を生成します。紋章は複数個生成できるのでライフを強烈に減らすことができそうです。
-3能力はエレメンタル・クリーチャー以外のクリーチャーに3点のダメージを与えます。戦場に出ているクリーチャーは生き残ることが難しいでしょう。
-X能力はクリーチャーのみならず、なんとプレインズウォーカーも対象にとれるため戦場に大きな影響を及ぼすでしょう。
総じて「猛火チャンドラ」はゲーム終盤に打ち消されずに登場し、クリーチャーとプレインズウォーカーに高い圧力をかけ、余裕ができれば紋章を複数個生成していけるため、フィニッシャーとしての素質は充分でしょう。
【緑】
1、変容するケラトプス
第1回で紹介した「浄光の使徒」、「紺碧のドレイク」を含めたプロテクション持ちのサイクルの一部でしょうか。
この呪文は打ち消されない。(迫真)(フラッシュバック)
対青に特化した緑のクリーチャーです。過去にも「魔女跡追い」や「大貂皮鹿」などがいましたね。
しかしこのクリーチャーは部族に恵まれています。上記の「無法の猛竜」と組み合わせても良いでしょう。
2、エルフの開墾者
部族の中でも勢力が大きいエルフに新戦力です。
1つ目の能力の条件はフェッチランドが大量に使用されるモダンでは、達成が容易いでしょう。
2つ目の能力は土地であれば、タイプを問わず戦場に出せるため、無限の可能性を秘めた能力ですね。この能力で1つ目の能力の条件達成に貢献することもできます。
3、凶暴な見張り、ガーゴス
6マナでありながら8/7というパフォーマンスが高いパワー・タフネスを持っています。
注目すべきはマナ拘束の度合いでしょう。これであれば{緑単信心}に採用される素質は充分にありますね。2つ目の能力でハイドラ・呪文を軽減した上でさらに信心から生み出される莫大なマナを後続のハイドラに注ぎ込みましょう。
3つ目の能力では、他の自分のクリーチャーがからまれて(対象にとられて)も代わりに喧嘩(格闘)するという見かけによらず優しさが垣間見える能力です。
4、アーク弓のレインジャー、ビビアン
ビビアンは最近、カード化の機会に恵まれていますね。
+1能力ではトランプルも付与できるため、相手への圧力が一気に高まりますね。
-3能力ではクリーチャーのみならずプレインズウォーカーも対象に取れるため、火力呪文が乏しい緑には貴重な能力です。
-5能力ではシルバーバレット戦略がとれるため、より柔軟に動けるでしょう。+1能力を1度使用すれば使用できるというのも高ポイントですね。
5、樹皮革のトロール
実質、2マナ3/3という緑らしいクリーチャーです。
2つ目の能力で柔軟に立ち回りつつ、他の方法で+1/+1カウンターを置ければもう一度使用できるようになりますね。
マナコストもダブルシンボルなので、{緑単信心}に採用されうる1枚ではないでしょうか。
【多色】
1、風の憤怒、カイカ
伝説の多色クリーチャーのサイクルの一部でしょう。
全ての能力が自己完結しており、スピリットさえ存在していれば赤マナで加速することができ、相手を一気に手数で上回れるでしょう。
2、死体騎士
2マナ2/2と小粒なクリーチャーですね。
能力は他のクリーチャーを出すだけで相手のライフを減らすことができ、序盤からライフを着実に削っていけるでしょう。
白黒でクリーチャーを横に並べるデッキと言えば、{白黒トークン}ですね。
「未練ある魂」や「幽体の行列」などで生成されるスピリットトークンが疑似的に速攻を付与されるような形になり、圧力が増しますね。
他にも「ベナリア史」とは部族、効果共に噛み合っていますね。
3、空騎士の先兵
2マナの赤白クリーチャーの層を厚くするカードがまたしても登場しましたね。
この手のクリーチャーは「攻撃できない!」という場面に陥ることが多かったのですが、飛行を持っていることでそのリスクがかなり軽減されたことが高ポイントですね。
さらには部族にもとても恵まれていますね。
今回はここまでです。
第1回と併せて、ここに書いた以外にも素晴らしいカード、組み合わせがあれば是非ともコメントお待ちしております。では、3回目でお会いしましょう。
皆さまがすごーい!たーのしー!なMTG生活を過ごせますように。