皆さま、MTGを楽しんでいますか?Butz(バッツ)です。
前回はイコリア:巨獣の住処から白・青・黒のカードを紹介しました。
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今回は赤と緑から1枚、多色から11枚紹介します。
【赤】
1、《さまよう怪物、イダーロ》
このカードを累計4回以上サイクリングするとサイクリング後に戦場に出せる個性的な能力を持ったカードです。
サイクリングのコストはモダンでも許容範囲内のコストであるので火力呪文を構えていると見せかけながらサイクリングの回数を重ねていければ面白そうですね。
【緑】
1、《水晶壊し》
最近のクリーチャーの中でも異様なコストパフォーマンスを持ったカードです。
「変容」で唱えるとすれば、アーティファクトかエンチャントを破壊する《帰化》などのカードは2マナであるため差し引いて考えると1マナで4/4「到達」と「トランプル」持ちという凄まじいスペックと言えます。
「変容」の基にするクリーチャー次第では他の能力も持つことになるので1、2ターン目にはなるべく良いキーワード能力などを持ったクリーチャーを展開しておきたいですね。
【多色】
1、《不吉な戦術》
人間クリーチャーをコントロールしていないとデメリットが発生するクリーチャー除去カードです。
デメリットが発生するとは言うもののタフネス3あたりまでであれば許容範囲内であり、確定で追放による除去が出来るため、かなり使いやすいのではないでしょうか。
もちろん人間クリーチャーをコントロール出来ていれば黒1マナ増えたぶん、デメリットが一切無い《流刑への道》になるため活躍が期待出来ますね。
2、《ドラニスのクードロ将軍》
人間クリーチャーに対する全体強化能力(通称:ロード)を持っている上に更にメリット能力を2つ持っているという神話レアに相応しいカードです。
2つ目の能力は墓地対策であり、人間クリーチャーを展開するついでに追放出来るので気付いたら大量に追放していたということもあり得ますね。
3つ目の能力は人間が2人がかりで大型クリーチャーを仕留めるといった能力です。カード枚数的には1枚損していますが、1枚の大型クリーチャーに全員が足止めされる状況を打破出来るので、勝負を決められる時や上手く枚数不利を補える運用をしたいですね。
相性が良さそうな人間クリーチャーは《血に染まりし勇者》が挙げられますね。
カードフレーバー的には大型の怪物を仕留めるためには将軍ですらその身を投げ出す覚悟があると言ったところでしょうか。端的に言って最高です。
3、《伝承のドラッキス》
「変容」するとインスタントかソーサリーを直接手札に戻せる能力を持っています。色的にもインスタントとソーサリーをよく使う色であり、基となるクリーチャーが必要とは言え2マナで運用出来るため気軽に使えそうですね。
また「変容」コストはこっそりと復活しているメカニズムである「混成マナ」(組になっている色のどちらでも支払いが可能)となっているので、この点でも評価が高まっています。
4、《悪魔の職工》
おそらくこのカードがイコリア:巨獣の住処の中でのトップレアでしょう。
しっかりと墓地にクリーチャーを溜めるデッキであれば1つ目の能力によって2マナとは思えないパワー、タフネスを得られるでしょう。
2つ目の能力は職工の名の通り戦場のクリーチャーを基にライブラリーから直接クリーチャーを出す強力な能力です。
これまで登場していた《出産の殻》(モダンにおいては2015年1月23日より禁止)や《異界の進化》と言った、生け贄に捧げたクリーチャーのマナコストによって出せるクリーチャーの範囲が変わるカードとは異なり、能力を起動する際のマナの支払いによって出せるクリーチャーの範囲が変わってきます。
マナさえあれば生け贄に捧げるクリーチャーは問われなくなったため、融通が効くようになりましたね。
5、《滑りかすれ》
自身が「瞬速」を持ちつつ、他の「瞬速」を持つ呪文を唱えるたびにドローと相手へのライフロスを発生させるクリーチャーです。
色拘束が強いので若干唱えにくいですがモダンのマナ基盤であれば問題ありません。
《瞬唱の魔道士》や《氷牙のコアトル》、《修復の天使》と組み合わせるとただでさえ強いこれらのカードで更にカードアドバンテージとライフアドバンテージを得られるようになります。このカードと「瞬速」を中心としたデッキが生まれるかもしれません。
6、《スプライトのドラゴン》
「飛行」、「速攻」に加えて「果敢」と同じ条件で+1/+1カウンターを置くことが出来るクリーチャーです。
とてもよく似ているクリーチャーとして《嵐追いの魔道士》が存在します。しかしこちらはカウンターとして残るため、早期に除去しなければ手がつけられなくなるでしょう。
《僧院の速槍》と《損魂魔道士》も加えた「果敢」持ち16枚体制のデッキが組めることになりとても面白そうですね。
7、《雷の頂点、ヴァドロック》
「変容」するとクリーチャー以外のマナコストが3以下のカードを墓地から再利用かつ踏み倒せるという能力を持っています。
モダンにおいては3マナ以下のカードでも強力なカードが多いため対象には困らないでしょう。
似たカードとして《ゴブリンの闇住まい》がありますが、こちらとは異なり再利用したカードを追放する必要がないので同じカードを連続して使える点が高ポイントです。
8、《狡賢い夜眷者》
自身が「瞬速」を持ち、他の「瞬速」持ちのカードのコストを軽減し、更に打ち消されなくする能力を持ったクリーチャーです。
色的にも能力的にも上記の《滑りかすれ》と組み合わせて使えと言わんばかりのカードです。
コントロール系のデッキがこのカードを最大限生かせると思われますが、コントロール系のデッキ対策にもなっているのでミラーマッチには注意が必要になるかもしれませんね。
9、《常智のリエール》
元々のパワーは0ですが墓地のインスタントとソーサリーの数につきパワーが上がっていく能力と各ターンに1回だけ捨てた枚数と同じ枚数ドロー出来る能力を持ったクリーチャーです。
2つ目の能力がかなり強烈です。《胸躍る可能性》や《安堵の再会》などの手札コストを帳消しにするような能力であり、カードを使ったのに逆に手札が増えているといったことか多発するでしょう。
クリーチャーで組み合わせるなら《歴戦の紅蓮術士》が適任でしょう。2枚捨てつつ4枚ドローという高効率で手札を循環することが出来ますね。
10、《見事な根本原理》
アラーラの断片(2008年10月3日発売)にて登場した「根本原理」サイクルが10年以上の時を経て新しいカードとして登場しました。このカードはその内の1枚でジェスカイ(青赤白)です。
ライフ面では最大10点差をつけることが可能であり、クリーチャーかプレインズウォーカーを対象にしても5点のダメージに耐えられるカードは少ないでしょう。
そして圧巻の5枚ドローで体制を整えることが容易であり、2枚目以降のこのカードを引き当てることも珍しくないでしょう。アラーラの断片発売当時に存在した{残酷な根本原理コントロール}と同じような{見事な根本原理コントロール}が考案されるかもしれませんね。
11、《夢の巣のルールス》
新キーワード能力「相棒」を持ったクリーチャーです。しかし「相棒」抜きでも3つ目の能力で活躍の可能性が充分にあります。
戦場に存在するだけで墓地から2マナ以下のパーマネントを再利用出来るようになるので除去されたクリーチャーなどを再度、展開していきましょう。
モダンにおける2マナクリーチャー四天王として名高い《石鍛冶の神秘家》、《瞬唱の魔道士》、《闇の腹心》、《タルモゴイフ》を筆頭に強力なカードが多数存在しているので再利用の対象には困らないでしょう。
今回はここまでです。
イコリア:巨獣の住処は多色のカードに強いカードが多いですね。
発売日前日ということで非常に楽しみです。
私は猫デッキを組んでみようかと思っています。
皆さまがすごーい!たーのしー!なMTG生活を過ごせますように。