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【MTGモダン大会】グランプリバルセロナ2019【優勝はジャンド】【決勝戦はジャンドミラー】

皆さま、MTGを楽しんでいますか?Butz(バッツ)です。

 

先日、「2019ミシックチャンピオンシップⅣ(バルセロナ)」の記事を書きました。

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forevermtgssbm.hatenablog.com

 

今回は「2019ミシックチャンピオンシップⅣ(バルセロナ)」とほぼ同じ日程で開催された「グランプリバルセロナ2019」について書いていきます。

 

 

「グランプリバルセロナ2019」を主催したChannel Fireball Eventsによってデッキ使用率が公開されていますね。

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https://twitter.com/ChannelFireball/status/1155418365458038784

(どうやらtwitterで公開しているようです)

 

こちらの大会でも{ホガーク}が高い使用率を誇っています。

その下には{エルドラージ・トロン}、{イゼットフェニックス}、{人間}、{ジャンド}が続いています。「2019ミシックチャンピオンシップⅣ(バルセロナ)」とほとんど変わりがありません。

 

まずはトップ8に進出したデッキを見てみましょう。

 [トップ8進出デッキ]

1、人間

2、ウルザソプターソード

3、エルドラージ・トロン

4、ジャンド(2人)

5、イゼットフェニックス

6、エスパーコントロール

7、ホガーク

 

こちらの大会では{親和}系がトップ8に残れずに代わりに{エスパー・コントロール}がトップ8に残っていますね。そして{トロン}系が1人減った枠に前評判の高い{人間}が残ってきましたね。{イゼットフェニックス}も{赤単フェニックス}に負けじと今大会ではトップ8に残りましたね。

 

これらのトップ8のデッキリストもChannel Fireballにて公開済みです。

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www.channelfireball.com

 

そしてトップ8の最終順位は以下のようになりました。

[最終順位]

優勝 ジャンド

準優勝 ジャンド

3位 人間

4位 エスパーコントロール

5位 ウルザソプターソード

6位 エルドラージ・トロン

7位 イゼットフェニックス

8位 ホガーク

 

なんと{ジャンド}がまさかのワンツーフィニッシュです。個々のカードパワーの高さを見せつけていきましたね。

使用率1位の{ホガーク}は「2019ミシックチャンピオンシップⅣ(バルセロナ)」に続いて8位に終わりました。禁止改訂を経て、デッキの形が変わったばかりでまだ使い込まれていないのでしょうか?はたまたメタゲームが機能した結果でしょうか?いずれにせよカードゲームの醍醐味がここでも現れていますね。ちなみに{人間}が{ホガーク}に勝っているようです。そして準優勝の{ジャンド}がこの{人間}に勝っているようですね。

 

 

次に各デッキリストの気になるところを見ていきます。

 

{ジャンド}の2つのデッキリストを見るとメインボードに採用しているクリーチャー、呪文については枚数や種類に多少の差があるだけですが、サイドボードの構築がかなり違いますね。準優勝の{ジャンド}は1枚差しのカードが目立ちますね。対して優勝の{ジャンド}はアーティファクト対策の《溜め込み屋のアウフ》、土地破壊の《大爆発の魔道士》、墓地対策の《虚無の呪文爆弾》を3枚採用と、ある程度カードの種類を絞っていますね。ここで注目するべき点は、優勝の{ジャンド}はメインボード、サイドボードの両方で《虚空の力線》を採用していないという点ですね。《虚無の呪文爆弾》のハンドアドバンテージ面の優秀さを評価しているのでしょうか。さらにモダンではなかなかお目にかかれないと思われる《生命の力、ニッサ》が採用されています。{コントロール}系のデッキ対策でしょうか。

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{人間}はだいぶデッキリストが安定してきた感覚がありますね。本リストは《霊気の薬瓶》採用型ですね。ただし、既に一部で言われているように人間以外のクリーチャーも目立ってきましたね。今回採用されたカードをすべて挙げると《溜め込み屋のアウフ》、《拘留代理人》、《ガドック・ティーグ》、《疫病を仕組むもの》、《幻影の像》となっています。(《幻影の像》は能力から見て実質人間として扱われていそうですね)そして{人間}でも《虚空の力線》は採用されていません。代わりに《墓掘りの檻》が採用されています。

 

エスパーコントロール}ではなんとプレインズウォーカーがメインボードから5種類、合計7枚採用されていますね。《精神を刻む者、ジェイス》以外のプレインズウォーカーはスタンダード現役のカード達です。最近のプレインズウォーカーのカードパワーの高さを証明しているかのようです。 そしてクリーチャーは《瞬唱の魔道士》4枚のみという思い切りの良さです。個人的には《ヴェンディリオン三人衆》も枠がないとは思いませんでした。しかしサイドボードには追加のクリーチャーとして《僧院の導師》が2枚採用されています。おそらくサイドチェンジ後に除去を抜いてきた相手に投入するのでしょう。

そしてなんとこのデッキでも《虚空の力線》が採用されていません。

 

{ウルザソプターソード}で注目するカードは《時の篩》でしょうか。《時の篩》と《飛行機械の鋳造所》と《弱者の剣》の3枚で無限ターンが狙えるようです。

他にもメインボードに《血清の幻視》が採用されていたり、サイドボードに《時を解す者、テフェリー》、《思考囲い》が採用されていたりと過去の他大会の構築から進化していることが伺えます。

またまたこのデッキでも《虚空の力線》は採用されていません。

 

{エルドラージトロン}では《絶え間ない飢餓、ウラモグ》が採用されていません。その代わりに《大いなる創造者、カーン》や《人知を超えるもの、ウギン》でのフィニッシュを狙っているようですね。

サイドボードは準優勝の{ジャンド}と同じように1枚差しのカードが目立ちますね。

やはりこのデッキでも《虚空の力線》が採用されていませんが《トーモッドの墓所》が3枚採用されており、墓地対策もしっかりと意識されているようです。

 

{イゼット・フェニックス}ではメインボードから《外科的摘出》が採用されており、相手のメインカードを1戦目から取り除いて主導権を握ろうとする意識が見られますね。

サイドボードは特殊土地封じの《血染めの月》、全体除去の《神々の憤怒》、コンボデッキ対策の《否定の力》などが採用されておりバランスがとれた内容です。その中でも《貪欲な罠》を3枚採用しており墓地対策に重点を置いています。

 

{ホガーク}では新たな墓地肥やし要員として《面晶体のカニ》が採用されています。墓地肥やし能力の高さを買われての採用でしょう。しかし青のカードは《面晶体のカニ》のみですが、5色土地が合計3枚採用されており土地事故防止の意識が見られます。

そしてついに《虚空の力線》が4枚採用されているデッキが出てきましたね。ミラーマッチを考慮すると当然の採用となるのでしょうか。

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今回はここまでです。

 

メインボードとサイドボードの双方からプレイヤーの意識や考えを想像するのは楽しいですね。

ここから何か構築のヒントなどが見つかりましたら幸いです。

 

 皆さまがすごーい!たーのしー!なMTG生活を過ごせますように。