皆さま、MTGを楽しんでいますか?Butz(バッツ)です。
前回の記事では私が使用しているデッキのメインボードを紹介しました。
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その際には禁止改訂の発表直後だったためサイドボードは記載していませんでした。
今回は直近の主要な大会にて使用されていたデッキから、禁止改訂を経てどのようなデッキが台頭してきそうなのかを予測しつつ、サイドボードに採用し得るカードを探していきたいと思います。
まずは大会結果を振り返ってみましょう。
1、グランプリ横浜2019
【大会結果】
優勝:鱗親和
準優勝:バントスピリット
3位:黒緑ミッドレンジ
4位:ドレッジ
5位:青赤フェニックス
6位:ドレッジ
8位:ドレッジ
【デッキ使用率】
1位:青赤フェニックス(11.6%)
2位:5色人間(9.3%)
3位:バーン、緑単トロン(7.2%)
5位:黒緑ミッドレンジ(7.0%)
2、ミシックチャンピオンシップロンドン19
【大会結果】
優勝:5色人間
準優勝:親和
3位:緑単トロン
4位:緑単トロン
5位:タイタンシフト
6位:5色人間
7位:5色人間
8位:青赤フェニックス
【デッキ使用率】
1位:トロン(14.6%)
2位:青赤フェニックス(12.0%)
3位:5色人間(10.3%)
4位:白青コントロール(7.4%)
5位:ドレッジ(6.2%)
3、グランプリダラスフォートワース19
【大会結果】
優勝:白青コントロール
準優勝:ホガークヴァイン
3位:エルドラージトロン
4位:白青コントロール
5位:5色人間
6位:グリクシス・ソプター
7位:青赤タイムワープ
8位:ホガークヴァイン
【デッキ使用率】
1位:ホガークヴァイン(18.6%)
2位:5色人間、青赤フェニックス(7.3%)
4位:赤単果敢(6.8%)
5位:バーン、エルドラージトロン、白青コントロール(5.5%)
他にも各国において様々な大会が行われているとは思いますが、今回はこの3つの大会結果とこれから台頭するであろうデッキに焦点を当てていきたいと思います。
上記の3大会の全てにおいて特に高い使用率であるデッキは{5色人間}、{青赤フェニックス}、{トロン}でしょう。この中でも、{トロン}は様々な型があり、主な形は変わりませんが柔軟なデッキ構築ができると言えるでしょう。
そして、グランプリダラスフォートワース19にて圧倒的使用率を誇った{ホガークヴァイン}については皆さまご存じのとおり、《黄泉からの橋》が禁止となりましたが、その他のパーツには一切、規制がかかっていないことから形を変えて環境に出てくることが予想できますね。
上記3つの大会にはあまり名前が出てきていませんが、「モダンホライゾン」にて《最高工匠卿、ウルザ》などを得て、大幅に強化されたと言われている{ソプターコンボ}も要注意ですね。正直、{ホガークヴァイン}の台頭に隠れてしまった感が強いですね。
最後にこのモダンという環境で常に警戒しなければならないデッキと言われているのが{親和}ですね。{親和}の爆発力は他のデッキの追随を許さないため、メタの間を縫って上位に食い込む可能性はいつでもありますね。最近では《硬化した鱗》を主軸にした{鱗親和}が結果を残しつつあるようです。
他にも様々なデッキがモダン環境には存在していますが、主なデッキとしてはこれくらいでしょう。
以上から言えるのは、これからの環境では「対大量展開」、「墓地対策」、「アーティファクト対策」、「特殊土地対策」を考えた方が良さそうですね。
1、対大量展開
主に全体火力の《紅蓮地獄》や《神々の憤怒》などが対策カードとして良いでしょう。
《教区の勇者》や《サリアの副官》などが大きくサイズアップする前にまとめて対処していきましょう。
これらのカードが採用できないデッキの場合は致命的なクリーチャーを単体除去などで対処していきましょう。
2、墓地対策
おそらく現在の環境ではこの種類の対策カードを多く入れるべきかと思います。
最近は《虚空の力線》が一番良く使われているカードでしょう。効果絶大ではありますが採用するのであれば4枚での採用がほぼ確実のため、サイドボードの枠を大きく占拠してしまうのが悩ましいところですね。
他には《安らかなる眠り》や《墓掘りの檻》、《トーモッドの墓所》などが効果的ですね。このあたりのカードは色拘束も少なく、様々なデッキで採用できるかと思います。これらのカードで是非とも《甦る死滅都市、ホガーク》や《復讐蔦》、《恐血鬼》、《弧光のフェニックス》などを追放したり、墓地からの出現を抑えていきましょう。
最後に《ボジューカの沼》もおすすめしたいところですね。タップインではありますがなんと黒マナが出せることに加えて、対象のプレイヤーの墓地のカードをすべて追放できます。土地カードであるので万が一の打ち消し系カードにも強いことが高ポイントですね。
3、アーティファクト対策
ここの項目は主に{親和}系のデッキ対策ですね。《石のような静寂》や《古えの遺恨》が特に効果的でしょう。間に合うのであれば《引き裂く突風》も使ってみたいですね。
他にも色拘束が解決できるのであれば、《破壊的な享楽》もおすすめですね。ダメージも与えられてお得です。
マナコストが軽めで、全体に影響を与えたい場合は《ハーキルの召還術》がおすすめですね。除去の種類としてはバウンスですが、2マナと軽く、インスタントのため、相手の計算を狂わせることができますね。
4、特殊土地対策
ここの項目は特に{トロン}系のデッキを考えていきたいですね。もちろん{トロン}系以外のデッキでも相手のデッキを見て、色のやりくりが難しそうなデッキであれば、そこを狙い撃ちしていきたいですね。
よく使われるのは《幽霊街》や《廃墟の地》、《地盤の際》などのカードですね。
土地の枠で対策ができるため、手軽ではありますが自分のデッキの土地基盤を不安定にしてしまうリスクがあるのでバランス良く使っていきたいですね。
最も効果的な対策カードは《塵への崩壊》でしょう。
4マナと対策カードとしては少々重めのマナコストですが、同名の土地カードをすべて追放するので唱えられれば絶大な効果を発揮してくれるでしょう。
他にも《大爆発の魔道士》が効果的でしょう。クリーチャーでもあるので、相手のライフを削りつつ、必要な時に土地破壊ができる柔軟性が魅力的ですね。加えて、混成マナゆえの唱えやすさも高ポイントですね。
主な対策項目及び対策カードはこんなところでしょう。
この他にも、最近のモダン環境ではプレインズウォーカーがかなりの存在感を見せつけているので対策をしっかりとしていきましょう。
というわけで以下から対策カードを紹介していきます。
5、プレインズウォーカー対策
まず、おすすめしたいカードは基本セット2020で最近登場したカードであり、個人的にはかなり強いと思っている対策カードである《丸焼き》です。対象に取れるカードが白か青と色が限定されていますが、2マナで唱えられ、インスタントであり、打ち消されず、5点という充分なダメージを与えられ、さらにはクリーチャーも対象にとれるため、非常に使いやすいカードと言えるでしょう。
基本セット2020の紹介時にもこのカードを取り上げました。
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他には《英雄の破滅》や《苦渋の破棄》などのダメージではなく、直接除去をするカードも効果的でしょう。特にこの2枚は他のパーマネントも対象に取れるため、持て余すことがないでしょう。
複数のプレインズウォーカーに対処したい時には《古呪》がおすすめです。
黒のダブルシンボルではありますが、望む数のプレインズウォーカーを対象に取れる上に自分がプレインズウォーカーをコントロールしているのであれば、その上に忠誠度カウンターを置けるというプレインズウォーカーに特化した効果ですね。
ここまで紹介したカードでサイドボードの大枠を組むことができると思います。後は自分のデッキが特に苦手なところやプレイヤー自身が苦手と感じているところを対策できるカードを選ぶと良いでしょう。
私は青いカードや打ち消し系のカードがとても苦手なので《耳障りな反応》や《召喚の罠》などを採用するようにしています。
今回はここまでです。
今後のカードセットで皆さまのデッキに合った対策カードが出てくることを願うばかりです。
他にももっと良い対策カードなどがありましたら、コメントお待ちしております。
皆さまがすごーい!たーのしー!なMTG生活を過ごせますように。